またまたリフォーム(リノベーション)絡みのお話しとなりますが、家に対する感覚的な部分のひとつのお話しです。
最近の新築住宅の窓事情と言いますと省エネや防犯思考の高まりや行政庁の方針もあり『窓は小さく、高性能化』と言う流れがあるのですが(それはそれで説得力がありますよね)、築20年以上のお宅に伺わせて頂くと設置されております既存窓ガラスが複層ガラスであろうと単板ガラスであろうとも今の新築の家からしますと随分サイズも大きいし数も多いです(僕の実家だって大きな単板ガラスが入っております家でした)。
で、少なからずのお施主様は寒いとは感じつつも外が眺められる大き目の窓を気に入っておられるということがあります。
建築の歴史的な話になりますと、日本の家屋は柱と梁で構成された躯体に建具を嵌めていった形で成立していたわけで、兼好法師の言う『家は夏を持って旨とすべし』も風が入る家が良いですよと言う読み方も出来ると思うのですが、今の家の窓の取り方は随分と違う地平に居るともいえます。
地球環境も家に設置します設備も違いますので同じような切り口だけで家の窓を考えることは難しいのですが、今回は窓ひとつとっても家に対する感覚も時代と共に結構変わるものです、そんな話でありました。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。
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