環境的な視点から各国が政治指導もありつつ電気自動車へ軸足を移しつつあるのは、どなた様もよくご存じの通りかと思います。
理論的に考えるならば、
電気自動車は良い側面が沢山あるのも事実であるし、
電気自動車に乗らないことは些か時代遅れとも言える
くらいに言われていた時期もあったように思います。
では、そのように言われてから数年経過した今、
『みんなが買う自動車が電気自動車になったのか?』
というと、特に日本においてはそんな大きく普及しているという感じでもないことは街で走っている自動車をご覧になられても『そうでもない』と言えると思います。
電気自動車が日本で大きく普及しない理由も幾つもあると思いますが、その中のひとつに価格という問題もあるのではないかと思います。
今の電気自動車は同じ車格での比較でありますとハイブリッド自動車やガソリン車に比べてまだまだ高額なものが多いというのが事実だと思います。
要は政治や自動車メーカー側に『使用者の考え』という軸について欠落している部分がきっとあって、『価格は高くなるけれど環境を考えると電気自動車になるしかない』みたいな経緯の理詰めで考えていったのかな?と思いますが(そのストーリー自体は間違っていないとは思います)、とは言え『高くても買える人・買いたい人』は今の自動車の販売状況を見ますと、そんな多くなかったというのが実証されつつあるように感じます。
家におきましても、ここ数年で性能面の著しい向上があり、弊社で長く取り組ませて頂いてきました家の性能もやっと時代が求めるようになってきたと感じるとともに、日本人あるあるの、流れですぐ極端な方向に振れしまうという部分で危惧することもあります。
冬に暖かい家を担保するだけの基本性能は必須でありますが、僕達の住む三重県はどちらかと言うと温暖な地域区分になりますので、流行りの性能ばかり追求して家づくり自体や費用面が苦しくなるよりも、もっと自由に楽しいあなたらしい家づくりと家の実現をして頂くことが大切だと思います。
人生で何度も経験できることではない家づくりだからこそ、何せひとつひとつ丁寧に考えていきましょう。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。