23坪のふたり暮らしの家

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23坪のふたり暮らしの家

今回のお家は60代のご夫婦のための約23坪の平屋です。

ご年齢のことも考慮し、脱衣室やトイレは広めにし、また扉は引き戸を中心に計画させて頂きました(こちらのお宅ですが同じ敷地内に母屋がありますので、そちらに仏間がありますこと、またそちらの建物の一部を物置としてご利用頂ける前提の計画になっておりますことも付記させて頂きます)。

 

印象的な縦方向を強調した外壁デザインをご選択頂いたこともあり、窓はそれに合わせて縦方向を意識した形状とさせて頂いております。

また、玄関扉開閉時に直接宅内が見えないように計画させて頂きました(実際には玄関扉本体すら見えません、またこちらの窪みでファサードの印象も随分できたように感じます)。

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玄関付近の敷地が広いこともあり、どの方向からでもアクセスできるように玄関タイルを施工させて頂きました。

こう言ったチョットしたことと思うようなことも大事に掬っていくことが毎日気持ちよくお過ごし頂くためには必要なことだと考えております。

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こちら平屋ならではのことになりますが同じ部屋の中に3つの天井高さがあります。

リビング天井高さは3000mm、ダイニングは2400mm、キッチン・畳コーナーは2200mmとなっております。

同じ空間内でこう言った天井高さのメリハリがあると結構雰囲気が異なります。

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南面からLDK全体を見た1枚です。

ダイニング窓が横長になっていますのは近隣状況また防犯性を考慮した結果であり、窓ひとつ取っても当然形状・取付高さや開閉方向や鍵の位置、可能であればガラス性能までキチンとコントロールしたい所です。

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照明計画もただ照明器具を付ければ良いという話でもなく、何をどうやって照らすのか?また光源の色味や明るめ暗めの嗜好についてお施主様のご意向をきちんと確認したい所です。

今回はリビングは『昼白色が良い』とのリクエストに従った形で施工させて頂いております。

また人気の平屋ですが、こちらのお客様宅のように天井高さを3000mmにされる場合は、照明器具もハイパワーのモノをお選び頂くのが良いと思います(これも好みもあると思いますが、一般的な天井高さ用に設計された照明器具ですと少し物足りないように感じたりです)。

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ダイニングテーブルの上は弊社の事例でも多いライティングレール+ペンダントライトの仕様です。

ライティングレールも出来たら壁に埋め込んでしまうとスッキリ感がありとても良いと思います。

またこちらのお客様宅ではカップボードも扉付きにさせて頂きましたので、キッチン付近もスッキリ見えますね。

どうしても家電が沢山並びがちなカップボード付近、お好みもあるとは思いますが、隠すキッチン収納も検討頂く価値があると思います。

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天井高さ3000mmを超える場合、シーリングファンの設置も必須だと思います。

シーリングファンですが、なにも吹き抜け専用ということでもなく、やはり積極的に室内の温熱環境をコントロールするという意味では効果が高い投資・設備と言えると思います。

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ダイニング横の壁面には各種コントローラーやスイッチが集中してきています。こう言ったコントローラー・スイッチが集中する場所がどの家にもあると思います。

こう言った部分では、『どこに設置するか』ということだけでなく、『どうやって並べると便利か?』『どの高さ関係でまとめるべきか』も熟考が必要になります。

なるべく展開図などで確認の上、最終的には現場で確認したい部分のひとつと言えます。

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畳コーナーの小上りスペースですが最近は床から400mm程度上げるという場合も多いですが、そこはやはり好みや使用方法としてどのようなことをお施主様がお考え・お求めかに拠って勿論変わってきます。

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敷地の形状に合わせる形で、家の形状はおのずと決まる部分もありますが、こちらの1枚で家の南北方向が見通して頂けることかと思います。

この廊下の道中に水廻りなどが配列されています。

また寝室を1段上げるのも最近ちょくちょくある施工ですが、この場合ベッドで無くマットレスをご用意頂くだけで寝る場所が出来るというのもひとつ良いですし、ほこりなども気になりにくいように思います。

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一般的には寝室自体それほど広い訳でもありませんので、いくら取付位置をずらしても、照明器具を天井に設置し、ベッドに入って頭を枕に置きますと、天井方向に目が向くため、照明の光が目に入り煩わしいこともあると思います。間接照明ですと、目に直接光が入らず安眠を邪魔しないと言えるのではないでしょうか?

 

いつも思うのですがお施主様のご年齢を問わず、ふたり暮らしの家の場合20坪強くらいで相当なことが実現できるように感じております(趣味のモノの収納が沢山必要などの場合は少し話が変わりますが)。同じように4人暮らしですと30坪強で十分な家になると個人的には思っております(例えば都内のマンションで100㎡以上の占有空間があれば、相当広い方になるのではないでしょうか?)。

 

そう考えていきますと、一般的な造成団地の土地での平屋の実現は、そんなにハードルは高くないように思って頂いて良いようにも感じる所です。

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