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玄関の土間スペースの可能性 ~土間が生み出す「便利さ」と「おしゃれな空間」~

公開日:2024/12/18(水) 更新日:2024/12/18(水) 家づくりコラム

土間スペースとは?

「土間(どま)」という言葉を聞いて、古い日本家屋のイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

土間は、もともと玄関や台所に設けられた「土足で使える空間」のことを指します。

かつては農作業や炊事、作業場として利用されてきましたが、現代ではその機能性とデザイン性が見直され、オシャレな家づくりに取り入れられるようになりました。

 

例えば、玄関に土間を設けることで、室内と外の中間的な役割を果たし、収納スペースや趣味の空間として活用することもできます。

また、デザイン次第でおしゃれで居心地の良い空間にもなるため、近年では家づくりのニーズとしても注目されています。

 


土間の魅力とメリット
アウトドア用品や趣味の収納スペースになる

玄関の土間スペースがあれば、登山用品やキャンプ道具、ゴルフバッグなど、かさばるアウトドアグッズを気兼ねなく収納できます。

土足でそのまま入れるため、道具が多少汚れていても気にせず置けるのが大きなメリットです。

 

具体的な使い方例

  • サーフボードやスノーボードを壁掛けで収納
  • ベビーカーや自転車置き場として利用
  • ガーデニンググッズや泥付きの長靴の保管

 

趣味の空間として使える

土間は、靴を履いたままでも気軽に使えるので、DIYや自転車の整備、さらには小さなガレージスペースとしても活用できます。例えば、観葉植物を置いて「小さな温室」のような空間を作れば、おしゃれなインテリアとしても映えます。

 

室内と外をつなぐデザイン性

玄関土間を工夫すれば、屋内と屋外を自然につなぐ「中間的な空間」を演出できます。リビングへ続く土間のデザインを取り入れることで、開放感が生まれ、住まい全体が広く見える効果も期待できます。

 


土間のデメリットと注意点

一方で、土間にはいくつかのデメリットも存在します。設計段階からしっかりと検討し、デメリットをうまくカバーすることが大切です。

 

冬場は寒くなりがち

土間は床がコンクリートやタイルなどの冷たい素材で作られることが多いため、冬場は冷えやすい傾向があります。そのため、床暖房の設置や断熱材の利用など、寒さ対策を考えることが重要です。

 

湿気がこもりやすい

土間は地面に近いため、湿気がこもることがあります。特に玄関土間の場合は、換気が不十分だとカビや臭いの原因になることも。窓の設置や通風の工夫が必要です。

 

スペースを取りすぎる可能性

間取りにおいて土間スペースを大きく取ると、居住スペースが圧迫されてしまう可能性もあります。家族のライフスタイルに合わせて「どの程度の土間が必要か」を見極めることがポイントです。

 


玄関土間を取り入れる際のポイント

土間を実際に取り入れる場合、以下のポイントを意識して設計すると、より快適で使い勝手の良い空間が実現します。

 

  1. 床材の選び方

    • 掃除がしやすいコンクリートやタイルが人気
    • おしゃれさを重視するなら木材や天然石もおすすめ
  2. 採光と通風の確保

    • 小窓やスリット窓を設けることで、湿気対策と採光を両立
  3. 収納計画

    • 土間に収納棚や壁面収納を設置して、スペースを無駄なく活用
  4. 家族のライフスタイルに合わせる

    • 子どもの成長や趣味の変化に応じて、柔軟に使い方を変えられるように設計する

 

土間スペースで暮らしを豊かに

玄関の土間スペースは、デザイン次第で「おしゃれ」と「機能性」を兼ね備えた空間に生まれ変わります。

寒さや湿気などのデメリットに気を付けながら、ライフスタイルに合わせた土間を設計することで、住まいに新しい価値をプラスすることができます。

土間スペースを活用して、快適で豊かな暮らしを手に入れてみませんか?

 

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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