この日はお客様から情報頂いて初の室生寺さん訪問でした。
そして、もう一足延ばして長谷寺さんへも伺って参りました。
で、そのお客様情報と言いますのが室生寺の中尊釈迦如来立像さん等が5月半ばで宝物殿に入る予定で(国宝やら重要文化財は今後の長期保管や火災の心配を思うと宝物殿にどこも入れざるを得ないんでしょうね)現在の姿で見れる時間はもう無いとのこともあり、急いで訪問させて頂きました。
奈良室生寺長谷寺付近ですが、新緑の季節であったことを差し引いても凄く雰囲気も良く色々学ぶことも多かったです。
僕的には4月のイタリア訪問時から間が無いこともあってか今回のお寺さんの建造物・庭・自然風景のイタリアのそれとのコントラストも強烈で(それはモチロン石の文化、木の文化というには留まらない)、もっと自分のベースになる部分を掘って行かないとなと痛感することになったりでした。
僕自身の事として最近富に痛感することが多いのですが、仕事で取り組ませて頂いております建物についてだけでなく、好みの服とか音楽とかアート作品とかでも以前より還元的にシンプルにシンプルにと考える傾向が強まってきているのは、お寺さんや神社さんへの訪問が年々多くなってきていることや、興味が増えていることに関係があるのかもしれませんね。
イタリアにしたって、日本にしたって、勿論それ以外の諸外国についても知らない事ばかりだし、いずれの部分においても随分違うという前提のもと、相互理解と尊重がとても大切であるという、ごく誰でも知っているような話になる訳ですが、それって国レベルの話だけでなく、近い所では友人知人、スタッフ、職人さんについても同じようなことが出来るのかもしれませんね。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。