代表取締役 竹森 徳人 自己紹介へ

SLOW HANDS

公開日:2020/04/08(水) 更新日:2020/10/23(金) 家づくりのこと・日々のこと

僕たちの家づくりで頂いておりますおおよその工期は一般的な35坪前後の家で7か月前後です。規模が大きかったりしますと1年とかの工期を頂く場合もあります。

 

何でも早いという事が良しとされる時代ではありますが、僕たちの家づくりはどちらかというとゆっくりとも言えます。

ただ、思うのは僕たち祖父の時代だと(父の時代だと辛うじて?)家づくりに掛かった時間は、工法が湿式ということで(要は土壁の家ですね)今とは違うといえばそうではありますが、もっとずいぶん時間を掛けて家づくりがなされておりました。

そして現場で活躍する職人さんの数も今の職工より多かったと思います。

 

 

簡素になり、誰でも少し訓練すれば可能になる施工も良い部分が沢山あることは認めつつ、家づくりという人生の一大イベントで何をそんな急ぐことがあるのか、とも思います(特別な事情があり慌てるという場合は勿論ありえますが)。

 

工期を短く早くという発想には、お施主様のためにというよりも経済性という建築会社都合の部分が見え隠れもします。要は大きな会社さんになればなるほど、そこに投下されております資本が大きく、それを回収するスピードや効率を重視せざるを得ないという部分があるのだと思います(僕自身は何かで確かめたわけでも無いし、勤めたことがある訳でもないので、実際厳密な意味での内実は不明ではありますが)。

 

僕たちがご提供させて頂きたい家は、多くの職人さんの手が入り、ゆっくりと確実なる家づくりです。モチロン現代のことですので、効率性やコスト面で過大にならないようにバランスも考慮しつつではあります。

当社施工が比較的時間が必要な分かりやすい例としまして、当社標準仕様の無垢板のフロアだと1枚ずつ木の収縮なども考えながら、壁も漆喰を左官屋さんが丁寧に塗っていきます。ですので、床や壁の施工時間だけを取ってみても、熟練の職人さんが頑張ってくれる訳ではありますが、上記の通り簡易な施工とはずいぶん違う風景があるのです。

 

丁寧に丁寧に作り込まれていく家の密度のようなものは長くお住まい頂けば頂くほど強く実感頂けるものかと思います。

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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