昔々、マツダのロードスターと言う車に長く乗っていました。
距離で言うと16万キロ以上走ったのですが、電装系が壊れる頻度が多くなり、とても気に入っていましたが泣く泣く手放してしまいました。
今思えば何とか直しながら持っていれば良かったと思える大好きな自動車でした(現行のロードスターもとても気になります)。
ロードスター好きなら知っておられる方も多いと思うのですが、ロードスターのコンセプトのひとつに『人馬一体』という言葉があります。
これは字のごとく乗り手と自動車が、一体化する。つまりは例えば車の角の部分への距離感だとか、エンジンの回し方の限界を知っておくだとか、そう言うことだと簡単には理解しているのですが、例えは良くないのかもしれませんがそれって住宅でも同じではないかと個人的には感じております。
つまりは、日本人には日本人の感覚に合ったサイズ感の家や寸法ごとが在り、また人が過ごす場所だけでなく、モノを収納する場所もある程度きちんと決まっており、それが過不足なく間取りとして成立している家ってロードスターの『人馬一体』というコンセプトに近しいものを感じます(なので必要以上に大きな家は特別なリクエストでもない限り僕はご提案することは原則無いです)。
家族数、所有物に合わせた適切な大きさの家というのが心地よいのではないでしょうか?
人と家が丁度良いサイズ感、距離感で存在することって家づくりのタイミングくらいでしか深く考える機会はそう多くないのかもしれませんが、とても大切な視座だと感じます。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。
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