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家の骨組みが大切!住宅用構造材の種類と選び方

公開日:2025/03/12(水) 更新日:2025/03/12(水) 家づくりコラム

家を建てる際、デザインや間取りに目が行きがちですが、見えない部分である「構造材」が住宅の強度や耐久性を大きく左右します。

構造材の種類や特徴を理解し、適切に選ぶことで、安心して長く住める家をつくることができます。

今回は、住宅用構造材の種類や特徴、そして選び方のポイントについて解説します。

 

 1. 住宅用構造材とは?

構造材とは、家の骨組みを支える重要な部材のことを指します。柱や梁、土台、筋交いなどが含まれ、家全体の強度や耐震性を決定づけます。

住宅用構造材には、大きく分けて以下の種類があります。

  • 無垢材(天然木材)
  • 集成材(人工的に接着した木材)
  • LVL(単板積層材)
  • CLT(直交集成板)
  • 鉄骨材
  • コンクリート材

それぞれの構造材には特徴があり、住宅の用途や予算、デザインによって適したものを選ぶことが重要です。

 

 2. 主要な住宅用構造材の種類と特徴

① 無垢材(天然木材)

無垢材は、一本の木から切り出した天然の木材です。強度が高く、調湿機能もあるため、快適な住環境を作るのに適しています。

メリット

  • 自然素材ならではの温かみと風合い
  • 湿度調整機能があり、結露を防ぐ
  • 経年変化を楽しめる

デメリット

  • 乾燥や湿度の影響を受けやすく、割れや反りが生じることがある
  • 価格が高め
  • 代表的な無垢材の種類

ヒノキ:耐久性が高く、防虫効果もある

スギ:軽くて断熱性が高い

 
② 集成材(接着木材)

集成材は、複数の木材を接着剤で圧着し、強度を高めた木材です。寸法安定性が高く、大きな梁や柱を作るのに適しています。

メリット

  • 乾燥による反りや割れが少ない
  • 大きなサイズの材を作れる
  • 強度が高く、安定している

デメリット

  • 接着剤を使用しているため、化学物質が気になることがある
  • 無垢材と比べて風合いが劣る

 

 ③ LVL(単板積層材)

LVLは、薄い単板を積層して作られた木材で、集成材よりもさらに均一な強度を持ちます。

メリット

  • 方向性があり、設計に応じた強度を確保できる
  • 寸法安定性が高い

デメリット

  • 無垢材のような風合いはない

 

④ CLT(直交集成板)

CLTは、木材を直交方向に貼り合わせた大型パネルです。耐震性・耐火性に優れており、大規模な木造建築にも使われます。

メリット

  • 高い耐震性能
  • 省エネルギー性が高い

デメリット

  • 施工に専門技術が必要

 

⑤ 鉄骨材・コンクリート材

木材以外にも、鉄骨やコンクリートを使用した構造材もあります。

メリット(鉄骨)

  • 耐久性が高い

メリット(コンクリート)

  • 圧縮強度が高く、耐震性が高い

デメリット

  • 木造と比べて施工コストが高い
  • 断熱性に劣ることがある

 

3. 住宅用構造材の選び方

① 耐震性を重視する

地震が多い日本では、耐震性能が高い構造材を選ぶことが重要です。無垢材と集成材を組み合わせることで、強度を確保しながら風合いも活かせます。

② 住み心地を考える

自然素材の無垢材を使用すると、調湿機能があり快適な空間を維持しやすくなります。家族のライフスタイルに合った材質を選びましょう。

③ コストバランスを考慮する

無垢材はコストが高めですが、長期的に見れば耐久性が高く、メンテナンスコストを抑えられます。予算に合わせてバランスを取ることが大切です。

 

構造材選びは家の寿命を左右する

構造材は、家の強度や快適性を左右する重要な要素です。適切な材料を選ぶことで、長く安心して暮らせる家を実現できます。

  • 無垢材:自然な風合いと調湿機能が魅力
  • 集成材・LVL:強度が高く安定性がある
  • CLT・鉄骨・コンクリート:耐震性や耐久性に優れる

 

参考になりましたら幸いです!

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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