家づくりにおいて、断熱材の選択は住まいの快適性や光熱費に大きく影響します。
特に「セルロースファイバー」と「グラスウール」は、多くの住宅で採用されている代表的な断熱材です。
今回は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、どちらが適しているのかを解説させていただきます。
1. セルロースファイバーとグラスウールとは?
セルロースファイバーとは
セルロースファイバーは、新聞紙などの古紙を原料とした自然素材系の断熱材です。
ホウ酸を添加して防虫・防カビ・難燃性能を持たせたエコな素材で、施工時には吹き込み式で充填されます。
グラスウールとは
グラスウールは、ガラスを繊維状に加工した鉱物系の断熱材です。価格が比較的安価で、多くの住宅で広く使われています。
シート状で壁や天井に挟み込む施工方法が一般的です。
2. 断熱性能の比較
セルロースファイバーの断熱性能
- 繊維の密度が高く、優れた断熱性能を持つ
- 熱容量が大きく、夏場の熱を蓄えて室温の急変を防ぐ
- 吹き込み施工により、隙間なく充填され、断熱ムラが発生しにくい
グラスウールの断熱性能
- 低価格ながら一定の断熱性能を確保
- 密度や厚みによって性能が変わる(16K、24Kなど)
- 適切に施工しないと隙間ができ、断熱効果が低下するリスクがある
3. 防音性能の比較
セルロースファイバーの防音性
- 木質繊維で音を吸収しやすく、防音性が高い
- 室内の反響音を抑え、静かな空間を作りやすい
グラスウールの防音性
- 繊維構造により防音性はあるが、セルロースファイバーほどではない
- 適切な密度で施工すれば、一定の防音効果が得られる
4. 調湿性能の比較
セルロースファイバーの調湿性
- 木質繊維のため、湿気を吸収・放出する調湿効果が高い
- 壁内結露を防ぐ効果が期待でき、カビ・ダニの発生を抑えられる
グラスウールの調湿性
- 吸湿しないため、湿気対策が必要
- 施工の際に防湿シートを適切に設置しないと、結露が発生するリスクがある
5. 耐火性能の比較
セルロースファイバーの耐火性
- ホウ酸処理により難燃性が向上し、燃えにくい
- 炭化して燃え広がりを抑える特性がある
グラスウールの耐火性
- ガラス素材のため、基本的に燃えない
- 高温にさらされても構造が維持される
6. 施工性の比較
セルロースファイバーの施工性
- 専用の機械で吹き込むため、専門の施工業者が必要
- 隙間なく充填でき、施工精度が高い
グラスウールの施工性
- シート状のためDIYでの施工も可能
- ただし、施工ミスがあると断熱性能が大きく低下する
7. コストの比較
セルロースファイバーのコスト
- 材料費・施工費ともにやや高め
- 長期的に見れば省エネ効果で光熱費削減が期待できる
グラスウールのコスト
- 低コストで導入しやすい
- 価格を抑えつつ、一定の断熱効果を得たい場合に適している
8. メンテナンス性の比較
セルロースファイバーのメンテナンス性
- 長期間劣化しにくく、補修の必要が少ない
- 壁内結露を防ぐ効果があり、長く快適に住める
グラスウールのメンテナンス性
- 防湿施工が適切でないと結露で劣化するリスクがある
- 長年使用すると断熱性能が低下する可能性がある
9. どちらの断熱材が向いているか?
セルロースファイバーが向いている人
- 高い断熱・防音・調湿効果を求める
- 長期間のメンテナンスコストを抑えたい
- 環境に優しい自然素材を採用したい
グラスウールが向いている人
- 初期コストを抑えたい
- 施工性を重視し、DIYも検討している
- 断熱性能を確保しながらもコストパフォーマンスを求める
まとめ
セルロースファイバーとグラスウール、それぞれに特徴があり、どちらを選ぶかは住宅の用途や予算に応じて変わります。
高断熱・高防音・調湿効果を求めるなら「セルロースファイバー」、低コストで手軽に導入するなら「グラスウール」
注文住宅では、断熱材の選び方も住み心地を大きく左右します。
どちらが適しているのか、ぜひ専門家にご相談ください。
リビングモチーフキキでは、自然素材を活かした快適な家づくりをご提案しています。
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