当社の家の標準仕様は耐震等級3取得が前提となります。
元々『目を引く外観にしたい!』とか『特別な目的を持つ建物だから、目的に合わせた外観にしたい!』など特別なご依頼がある場合を除いて、僕個人としては建物の外観は出来るだけシンプルな形状が好きなため外観を作るための形状操作につきましてはそれほど積極的でありません(しかしながら複雑で目を引く家の外観が嫌いとか否定をするつもりも全くなく、ただ個人的な好みの問題です)。
それが証拠に僕の自邸はいわゆる総2階という建物タイプです。(フォトギャラリーはこちら)
その外観の特別な操作をしない考えのベースのひとつは誤解を恐れずに言うならば『外観は帰宅時には張り合いがあるかもしれないけれど、基本住み心地に直結するものではない。』という考えがあるからです。家はいかに気持ち良く過ごせるかこそが大切だと思っています。
ということで、目的を持ったり、コンセプトを持つ場合を除いてという前提付きながら、こちらの方から外観形状の操作のための間取りのご提案ということに関しまして積極的な方ではないと思われます。
現在の耐震等級取得を前提とした建物の計画の場合、外観がシンプルになれば構造的な安定感もあり、特別意識しなくても等級取得が可能となります。
ですので、耐震等級取得を前提とした今となっては、シンプルな外観を持つ家の計画はお施主様からの共感をより多く頂けるようになっておるように感じます。
30年以内に70%の確率で僕たちの住む地域に大きな地震が来ると言われております今だからこそ安全安心の家であることはとても大切なことだと日々感じながら業務に励んでおる次第です。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。
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