地盤改良の費用ってどのくらい?
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地盤調査と地盤改良の費用について
家を建てる際、地盤の強度を確認するために「地盤調査」が行われます。
調査では建物の四隅と中央を基準に地盤の状態を測定しますが、調査結果によっては、特定の場所の地盤が弱い場合もあります。
その場合、地盤を補強する「地盤改良工事」が必要になることがあります。
地盤改良費用が変動する理由
地盤改良の費用は一概に「これくらい」とは言えません。
その理由は以下の要因に左右されるためです。
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地盤の深さ(支持層の位置)
- 地盤調査では、地中のどの位置に強固な「支持層」があるかを調べます。
- 支持層が浅い(例: 3m程度)の場合、改良工事の深さも少なく済むため費用は抑えられます。
- 一方、支持層が深い(例: 7~10m)場合、工事が大規模になり費用が増加します。
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家の構造と荷重
- 建物の種類(平屋か二階建てか)やサイズによって、地盤にかかる荷重が異なります。
- 地盤改良では、柱の下に垂直荷重を支えるための「地中杭」のような補強材を埋めますが、家が大きいほど本数が増え、費用も高くなります。
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家の面積と形状
- 家が広い場合や特殊な形状の場合、必要な補強の規模も大きくなるため費用が変動します。
参考費用例
以下は、実務経験に基づく目安の費用例です。
- 35~40坪程度の二階建て
→ 改良費用は80万円前後。状況によっては100万円を超える場合も。 - 40坪を超える平屋
→ 改良が必要な場合、100万円以上かかることも。
地盤改良の判断ポイント
地盤改良の費用は、地盤の状況や家の仕様(広さ、構造)によって大きく異なります。
そのため、「地盤改良費用は〇〇円」と事前に断言することは難しいです。
改良が必要かどうか、またその費用は、地盤調査を経てから具体的に分かるケースがほとんどです。
地盤改良は、支持層の深さや家の構造・大きさによって費用が変わります。
一概に費用を予測するのは難しいですが、一般的な二階建て住宅では80~100万円程度が目安となる場合が多いこと、平屋や広い家ではさらに高くなる場合もあります。